いいコンテンツとは何なのか?

何か有意義な情報を提供するサイトを作るとして、「いいコンテンツならば集客できる」と考えている人がほとんどです。

彼らに「いいコンテンツとは何ですか?」と尋ねると「質の高いコンテンツだよ」と返ってきます。

では何が「質の高いコンテンツ」なのでしょうか?情報的に正確で、その道の専門家の意見が載っているサイトを想像しがちです。

これは一つの方針としてはアリですが、それがすべてではありません。

逆に考えてみましょう。「集客できる」のが「質の高いコンテンツ」なのだとしたら?

これは単なる言葉遊びではありません。

例えば、2chのまとめサイトを想像してみましょう。アクセス数が多いわりに、専門家の意見などは一切載せていません。2chのまとめサイトはどちらかと言えばゴシップ記事に近いようなものばかりを集めてアクセス数を稼いでいるサイトがほとんどです。

あれが「質の高いコンテンツ」か?と問われれば、普通の人はノーだと言うと思いますが、「集客できる」以上、あれもまた(本記事の文脈における)「質の高いコンテンツ」だと考えるべきなのです。

そんな感じで、ネット上でアクセス数の多いコンテンツをもつサイトを思い返してみましょう。

その道の専門家に高いお金を払ってインタビューをして、それを記事として掲載するのも一つのやり方ですが、2chのようなところからゴシップ記事をかき集めて無責任に掲載するのも一つのやり方です。どちらも同じPV(ページビュー)が稼げるのだとしたら、どちらのほうが安上がりかを考えてみてください。

しかし、この議論の前提には「同じPV数であれば同じ価値である」ということがあります。

実際には、そこに来る人の属性が重要な場合があります。その場合は、同じPVでも価値が異なります。

車についての専門的な情報を掲載し、「車を買い換えようと検討している人」ばかりを集めているサイトだとどうでしょう?そのサイトでは車の広告が比較的クリックされやすいでしょう。

このように専門的な記事は特定の属性の人を多い比率で集めます。こういう作りのサイトではPV数をもって単純比較は出来ません。特に、その属性の人たちに何らかのアプローチをしたい場合、そういう専門性のあるサイトのほうが単にPVが多いだけのサイトよりは優れていることがあります。

自分がどういった属性の人たちにアプローチをしたいのかを考え、その属性の人たちを集客するのにどのようなコンテンツにすれば最もパフォーマンス的に優れているのかを考えるようにしましょう。

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